本格的な秋の訪れ、夜空では木星が最高にみやすいシーズンを迎えている。
木星は8月中旬に地球の真後ろに回り込み、一晩中見ることが出来るようになっているが、宵の空でもっとも楽しめるようになるのはそれから二ヵ月後、つまり10月が一番いいと言えるわけだ。 さて今シーズンの木星は山羊座をウロウロ、8月には尻尾の先っちょにあったのが逆行して、この10月はそのしっぽの付け根付近まで動いてきている。ここらでちょいと一休み、下旬になると動き始め、11月・12月と再びしっぽの先っちょへと移動する。 木星はものすごく明るく(-2.5等)月で見ても十分楽しめるのだが、望遠鏡を使うともっと面白い。と言うのは、今年は6年に1度の木星を真横から見る位置にあり、あの有名なガリレオ四大衛星が一直線上に並んで見えるのだ。 と言うことでその衛星たちがお互いに隠したり隠されたり、また衛星の影の中に別の衛星が入る、いわゆる「衛星の相互食」という珍しい現象を見ることができる。 10月は7日と14日(2回)、19日・21日の5回あり、すべて宵の内の現象で観測はしやすい。 また、9月29日と10月27日には、ちょっと太めで明るい月が寄り添い目を楽しませてくれることだろう。
by hoshimikai
| 2009-10-08 19:13
| 星暦
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11月の空
★10/31~11/2
火星がかにみそ星団の中を通る ★14日ごろ くじら座の変光星ミラが極大 ★15日早朝 金星と細い月の出会いが美しい ★18日早朝 しし座流星群がどか~んと大出現 ★11/17(火)24時~18日(水)6時・しし座流星群を楽しむ会 たちばな天文台観測所 カテゴリ
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