カテゴリ:星暦( 13 )
「ルーリン(鹿林)彗星」24日地球最接近
2007年台湾で発見されたルーリン彗星が、いよいよ見やすくなってきた。
一昨年10月に突然明るくなったホームズ彗星は別にして、新しく発見されて明るくなったものがしばらくなかっただけに、多いに楽しみである。

ルーリン彗星は2月始めにてんびん座の中を5等級で移動、中旬に入ると直ぐにおとめ座に写り、
16日に一等星スピカの直ぐ近くに達することには4等級になるものと予想されている。

さらに下旬に入るとしし座へ移動、23日から25日は土星の直ぐ近くを通過、その24日に地球に最接近、予想の明るさは4.5等と裸眼で一応見えるのだが、相当に暗い夜空で眼力の優れた人でないと見つけるのは難しいだろう。ただ、土星が直ぐ近くにある24日前後は土星を目印に探すとかすかにボンヤリと見えるのがわかるかもしれない。

28日しし座の一等星レグルス近くを通過する時も見つけやすいだろう。
ただ5日過ぎから15日までは月明かりが邪魔をしていて観測には不向きだから16日以降月の出が遅くなり真っ暗な条件が必要。
土星に接近する23日~25日には21時には顔を出しているので真夜中にかけてじっくりと観測できるのはありがたい。

春とは名ばかりの厳しい寒さの頃、厚いコートに身を包んで新彗星を探してみよう!
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by hoshimikai | 2009-02-20 19:52 | 星暦
明け方の空に寄り添う細月と木星・水星(23日)
たまには明け方の空にも目を向けてみよう。
1月24日、太陽の向こう側を回った木星が朝焼けの始る空に見えるようになってきた下旬、水星も見やすくなってきている。さらにその下には火星もあるのだが、これはちょっと無理。

木星と水星が並んでいるところへ23日新月を2日後に控えた細い月が割り込んでくる(23日)。

朝ちょっと早起きをしてこの美しい光景を楽しむとしよう =☆


そろそろ土星も見やすくなってきた。1月はまだ夜中の空でしか見ることが出来なかった土星が下旬には宵の空でも楽しめるようになる。23日~25日近くをルーリン水星が通って行くので、その時にでも目を向けてみよう =☆
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by hoshimikai | 2009-02-20 19:30 | 星暦
2月9日の満月は半影月食


まん丸の満月が真夜中前にちょっと暗くなる!!

太陽 ― 地球 ― 月 が、一直線上に並ぶと月食が起こることは、皆さんご存知だろう。
この並びは毎月1回はなるのだが、毎月月食にならないことも知っている。これは地球の公転面に対して、月の公転軸道が約5°傾いているために、地球の影に入ることなく通ってしまうことが多いからなのだ。

たまたま、地球の影の中に月が入って起こる月食にも、皆既月食・部分月食・半影月食と三つに分けられる。
皆既月食は地球の影の中に月が全部入ってしまうこと、部分月食は影の一部に入ること、この二つは目で見てもはっきりと地球の影を確かめることができる。
これに対して半影月食は実にわかりにくい、というのも、半影というのがはっきりとした影ではないからだ。
本影がその影の中に入ってしまえば、太陽の光がまったく見えなくなるのに対し、半影からは地球と太陽が重なってはいるが、太陽の一部が地球の縁からはみ出している状態なのだ。

さて、今回の半影月食は、9日の21時37分から始まる。だが、前述のように影がかなり淡いので、その時から暗くなるのがわかるのではなく、それから1時間後の22時30分ころに見上げた月の左上がほんのりと暗くなっているのかなとわかってくるぐらいだ。

食の最大は23時38分、ほぼ真上近くにやってくる頃で、この時には本影のすぐ近くを通るので、月の縁がかなりはっきりと暗くなっているのを確認することができるはずだ。
それから次第に本影近くから離れ、日が改まって10日1時39分に半影月食は終わる。

今年はあと条件の良い月食は見られないので、ぜひこの日の半影月食を楽しんでもらいたいものだ!
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by hoshimikai | 2009-02-01 22:58 | 星暦